湯村温泉の概要
源泉の荒湯は98度、川も湯になる豊富な湯量!
兵庫県と鳥取県の県境近く、情緒あふれる老舗旅館や近代的な宿が軒を連ねる温泉地。昭和56年に放送されたテレビドラマ「夢千代日記」の舞台となり、一躍有名になった。川にかけ流すほど豊富な温泉はもちろん、食べることも楽しみの一つ。温泉熱を利用する荒湯たまごをはじめ、温泉水で茹でた荒湯豆腐は重曹をたくさん含んでいるため表面が滑らか。また、水揚げ量日本一の浜坂港から直送される獲れたてのホタルイカは、お刺身や湯がきで。さらに、きめ細かい霜降りと鮮やかな紅色が自慢の但馬ビーフ、温泉水で茹でた蕎麦など一度は味わってみたい逸品ばかり。海に近い旅館では、冬になると活きのいい松葉ガニ料理も堪能できる。あれも食べたい、これも気になると、何度訪れても飽きることなく楽しめる。
城崎温泉の概要
文学の香り漂う温泉街で歴史ある外湯をめぐる!
「手拭をさげて外湯に行く朝の 旅の心と駒下駄の音」。与謝野鉄幹が詠んだ情景は、今も城崎の地に息づく。小さな古い旅館が建ち並び、下駄と浴衣姿で7つある共同浴場を巡る人たちが行き交う。町の中央を流れる大谿川に沿って柳と桜の並木。玄武岩を重ね合わせた階段状の太鼓橋が風情を一層高める。古くから多くの文人墨客に愛され、志賀直哉が療養中に執筆した「城の崎にて」は有名。日本海の味覚も楽しみの1つで、毎年冬には「カニ王国」が開国されカニ一色に染まる。温泉街にはカニみそソフトクリームやカニビールといった珍しい味覚も。文学の香り漂う昔ながらの温泉街と、湯めぐりにカニ三昧。贅沢な時間が待っている。