鹿児島のシンボルといわれる桜島は、北岳・中岳・南岳と3個のコニーデ式火山が相接している複合活火山で、今も噴煙を上げ灰を降らせている世界的な火山です。 |
建国神話の主人公である瓊々杵尊(ニニギノミコト)を祀った霧島神宮は、創建が6世紀と古い歴史を誇る神社です。
最初は高千穂峰と火常峰の間にある背門丘に建てられたといいますが、霧島山の噴火による焼失と再建を繰り返し、約500年前に現在の場所に移されました。現在の社殿は島津氏第21代当主(第4代薩摩藩主)島津吉貴が、1715年に建立・寄進したものです。
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知覧は、太平洋戦争末期、陸軍の特攻基地が置かれた町です。この特攻平和会館は、その当時、人類史上類のない、爆装した飛行機もろとも肉弾となり敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等貴重な資料を収集・保存・展示してあります。当時の真情を後世に正しく伝え、世界恒久の平和に寄与するものです。
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島津家第19代光久が1658年に鶴丸城の別邸として造った庭園です。園内には奇岩奇石が多く、中国龍虎山の仙巌に似ていることから「仙巌園」と名付けられています。1848年に第27代斉興によって拡張され、現在のような形になりました。建物は1884年に第29代忠義によって一部建て替えられ、今に至っています。 |
開聞岳が見える山川砂むし温泉のある伏目海岸は、温泉がいたるところで自然に沸きたっていることで有名です。海岸の砂を掘って横たわり、上から砂をかけ、湧き出す温泉熱を全身に浴びる砂蒸し温泉(砂浴)は、いわば天然のサウナで、10〜15分もすると砂の温度と圧力により体中から汗が噴き出してきます。 |
えびの高原は、霧島連山の標高1200mにある自然豊かな美しい高原です。韓国岳や池めぐり自然探勝路、甑岳など霧島連山の登山口です。霧島で最も新しく江戸時代に噴火してできた硫黄山の火山活動の影響で、ミヤマキリシマ、ススキの草原が広がっています。 |