標高1662mのしらび平駅から標高2612mの千畳敷駅までを約8分で結ぶ。その高低差は日本最高の950m。ロープウェイを下りると南アルプス連峰をはじめ、富士山や八ケ岳連峰、千畳敷カールが織りなす眺望が広がり、夏には高山植物が一面に咲く。マイカー規制のため、駐車場からロープウェイ駅まではバスを利用。
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5万9000平方mの境内に、大勧進・大本願と39の塔頭からなる大寺院。「牛にひかれて善光寺参り」で全国的に知られ、年間約600万人もの参拝者が訪れる。創建以来約1400年、源頼朝や武田信玄、徳川家康など時の権力者からの信仰が厚く、江戸時代になると庶民の参詣も増えた。 |
横岳の山麓から坪庭を結ぶロープウェイ。通年運行しており、100人乗りのゴンドラで空中散歩が楽しめる。山麓駅から山頂駅までは、全長2147m、標高差466m、所要約7分。山頂駅周辺は坪庭の散策路が広がり、縞枯山や横岳、八ケ岳の稜線が一望できる。 |
北アルプスや美ケ原高原の山並みを背景に立つ松本市のシンボル。現存する天守としては、犬山城、彦根城、姫路城とともに国宝に指定されている名城。石川数正[かずまさ]、康長[やすなが]父子が1593年(文禄2)ころ建てたと推定され、戦闘に有利な山城が多く築かれた戦国時代の中で、松本城は異色の平城。 |
諏訪市・下諏訪町・岡谷市にまたがる県内最大の湖。周囲15.9km、面積13.3平方km。東岸一帯は公園として整備され、足湯やジョギングロードなどを利用可。約30分ごとに出航する遊覧船、足こぎボートも楽しめる。冬になると湖が全面結氷して亀裂が入る、「御神渡[おみわたり]」とよばれる現象は、近年暖冬で見られることも少なくなった。
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穂高岳、焼岳、霞沢岳など北アルプスの秀峰に囲まれた、標高約1500mの高原で、北アルプスの玄関口として多くの登山者が訪れる。明治20年代に登山家のウォルター・ウエストンによって世界に紹介されてからは、日本を代表する山岳リゾートになり、08年にフランスのガイドブック「ミシュラン」で2つ星を獲得した。上高地のシンボルともいえる河童橋周辺が人気のフォトスポット。 |