査証(VISA) |
スイス滞在終了時(帰国時まで)有効期間があるパスポートが必要です(3カ月ほど残存しているものが好ましい)。日本人の場合、スイス滞在が3カ月以内の場合ビザはいりません。留学、就業などの目的で3カ月以上の長期滞在をする場合は、在日スイス大使館へお問い合わせください。
スイス大使館: 住所:〒106-8589 港区南麻布5丁目9-1 Tel:03-5449-8400
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気候 |
ヨーロッパの中心部に位置し、北からの寒帯性気候、南から地中海性気候、西から大西洋の海洋性気候、東から大陸性気候の影響を受けていることと、平原地帯から山岳地帯にある大きな標高差によって、複雑で多様な気候がうみだされています。30kmしか離れていない2つの村で年間降雨量が7倍ほど違うこともあるほど、各地で局地的・地域的な微気候がみられるのも特徴のひとつ。森林地帯では針葉樹と落葉樹の両方が生育し、北極圏にある苔が生える一方で、地中海に多いヤシが生い茂るなど、変化に富んだ植物の生態系からも、寒帯と亜熱帯の同居する幅広さがうかがえます。また、河や湖で泳げるほど暑い夏でも3000?
4000m級の山頂は万年雪の世界であることからもわかるように、山頂と麓の村では10?30度ほど温度差があります。そうした地理的条件(位置、標高、日照、風の影響)による気候の変化のほか、四季のメリハリがあるので訪れる季節によっても異なります。同じ土地でも夏の暑い日には30℃に達することもあれば、冬にマイナス10℃になることもあります |
言語 |
スイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語(レート・ロマンシュ語)という4つの国語が認められています。1つのカントンで2カ国語や3カ国語を使うこともありますが、全てのスイス人が4カ国語を話せるわけではなく、地域によって言語圏が分かれています。ドイツ語といっても標準ドイツ語と異なる語彙をもつスイスドイツ語が使われており、地方によって方言の種類も多いためかなり複雑です。母語のほかに英語ともう一つの国語を話せる人は多く、とくに観光地では英語がかなり通じます。そうした特殊な言語環境のため、スイスでは標識や看板、パンフレットなどは常に3?5カ国語などで併記されていますが、結局は同じ内容が異なる言語で書いてあるだけなので自分の読める言語の所だけ読めばOKです。 |
時差 |
スイスは日本より8時間遅れです。ただし3月最終日曜日から10月最終日曜日までの期間はサマータイムとなるため日本との時差は7時間となります。とくに切り替え時期に旅行する人は、現地での時計調整に注意してください。 |
電気・電圧 |
日本の標準電圧はAC100Vですが、スイスの標準電圧はAC230Vです。日本の電化製品を使用する場合は、変圧器を用意する必要があります。ただし海外でも変圧器なしで使えるように自動電圧切替式(110V〜240V対応)の製品も多いので、まずは確認してみましょう。スイスではコンセントのプラグの形も違うので対応するプラグ変換アダプタが必要です。ほとんどの場合は、2穴平型で使えますが、マルチプラグの方がさまざまな国に対応できるので便利。
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物価水準 |
物によって日本より高いもの、逆に安いものもありますが、全般的にみれば日本と同じくらいの物価水準です。どこの国も同じことですが、スーパーでは安く購入できるスナックやドリンク類も、レストランやホテルのミニバーなどでは割高。スイスには、高級品からお手頃価格のものまで幅広く揃っているので、どういったスタイルの旅にするか、何を買うかなどで、予算は大きく異なります |
電話 |
スイスの公衆電話はコイン式とカード式のタイプがありますが、現在ではカード式が主流。「タックスカードTax-cardR」というテレフォンカードのほか、主なクレジットカードも使えます。タックスカードはCHF5、CHF10、CHF20の3種類があり、郵便局、鉄道駅、キオスク、ガソリンスタンド、スイスコムショップなどで購入できます。公衆電話は鉄道駅や空港や郵便局、街の各所に約
8000台設置されています。ホテルからかけると、通話料のほかに手数料が加算されている場合があるので割高になります。
日本への国際電話をかける場合、日本の電話会社が取り扱っている国際電話用プリペイドカードを購入、または国際電話コーリングカードの契約をしておくのも良いでしょう。各社それぞれ異なる割引サービスが適用されるので、通話料が安くなる場合もあります。詳しくは電話会社でご確認下さい。
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国際電話認識番号00が共通なので、日本の国番号81の後、市外局番から最初の0を抜いてかけるだけです。
◎ |
[国際電話認識番号/00] → [日本の国番号/81] → [市外局番から0を抜いた番号/3] →
[相手の電話番号/5401-5406] |
(例)03-5401-5406にかける場合 → 00-81-3-5401-5406
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通貨・為替 |
スイスの通貨単位はスイスフラン/略称CHFです。硬貨にはラッペン(Rp)サンチーム(Ct)という単位もあります(1CHF=100Ct/Rp)。ヨーロッパの近隣諸国はユーロを使用していますが、EUに加盟していないスイスでは義務づけられていません。ホテルやショップなどの観光施設でユーロを使用できる所もありますが、多くの場合、おつりはスイスフランになります |