無錫は。江蘇省の南部に位置し、国内で4番目の大きさの太湖を有する水郷の町として有名な都市である。上海や北京と比べると、一般の日本人にはなじみが薄いが、海外からの投資件数が、中国国内の他の地域と比べて急速に増えている注目の都市だ。中規模都市であるが、改革開放以来、急速に工業化が進展し、上海に近いこともあり近年日本企業の進出が多く、その数は1,000社を越える。投資件数、金額ともに増加の一途をたどっており、いまや日本企業にとって無錫市は、最も重要な中国ビジネスの拠点の一つになっている。黄海に面した江蘇省の南部に位置し、東の上海へは120km、西の南京へは180kmのところにある。東には蘇州市、西には常州市が、南には浙江省が接している。北には長江、南には太湖があり、市内には京杭運河が流れている。交通の便が良いことと水産資源の豊富さから、古代から「魚米の郷」と呼ばれてきた。
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